温暖化ガス排出ゼロ って可能なの

 

菅首相は国会・所信表明演説の中で 

「温暖化ガス排出2050年度に実質ゼロにする」 と表明しました。

「可能なの?」 と疑問を持ちました。街には自動車が走り回っているし(*)、省エネなどすっかり忘れられているし(今夏にはエアコンの使用を勧めていました)。

 

現実を見てみます。

2018年度の電源構成        2030年度の目標

  再生可能エネルギー 17%  ⇒   22~24%

  原子力 6%         ⇒   20~22%

  火力 77%         ⇒   56%

 それでも火力発電が過半を占めています。今後30年かけてCO2削減のための技術開発が必要でしょう。有望なのは

 ・光合成植物によるCO2の固定

 ・CO2を燃料や化学原料に変える

 ・太陽光発電の高効率化

 ・安全な小型原子炉

 ・核融合発電

えっ? と思ったのは 「化石燃料を使わない航空機」。藻類が作り出すバイオ燃料のことでしょうか。がんばれ、ユーグレナ

 

 

(*)

電気自動車は使用する電気を発電する時にCO2が発生するし、燃料電池車も燃料の水素を作るときにエネルギーを使います。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加