電気自動車は普及するか

 

環境にやさしい自動車として電気自動車が急速に普及しています。

「電気自動車は走るとき二酸化炭素を出さないため環境にやさしい」 と。しかし消費する電気を作るのに化石燃料を燃やしています。その段階で二酸化炭素を出しています。日本の発電における化石燃料のシェアは72.4%(2022年実績)(*1)

 

さて、電気自動車。

長所はさんざん言われています。(*2) ヨーロッパや中国が頑張っています。米国(テスラ)、韓国(ヒュンダイ)も。

日本は? 問題点を書き出していきます。

・充電ステーションが少ない。

 電気自動車でドライブした人の経験談を聞くと、「次の充電ステーションまで電気が持つか心配なので早めに充電する。結局100kmに一度充電していた」。 それでも楽しいか。

・電気にはガソリン税に相当する税金がかかっていない。

 何にでも税金を取りたがる財務省が取ろうとしていない。おまけに補助金を出している。おかしいだろう。

・電力消費が増える

 一般家庭1世帯分の電力使用は 10kwh/1日 ほど。

 対して電気自動車は1日20km走るとして 3kwh/1日 ほど。

 電気自動車が普及すると電力消費が増えます。将来の電力不足が心配されている昨今、大丈夫か。

 

電池の性能は日進月歩です。性能が上がれば解決する事柄は多い。そして自然エネルギー発電が進めばそれも良し、です。

電気自動車の普及には、いくつか階段を登る必要がありそうです。

 

 

(*1)電源シェア 2022年暦年実績

   化石燃料 72.4% 自然エネルギー22.7% 原子力4.8%

 

(*2)電気自動車 日本特有の長所

   過疎地でガソリンスタンドが近くに無い場合、自宅で充電出来て短距離走れるのは大きな長所です。

 

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