二酸化炭素増加の裏で

 

大気中の二酸化炭素の増加が心配されています。産業革命前の280ppmから400ppmへ、120ppmの増加です。その影響は? 地球温暖化だろうといわれていますが科学者の間では意見が割れていました。しかし、やっと意見が一致したようです。やっぱり地球温暖化だ、と。

 

120ppmといえば 100万分の120=0.012% になります。

大気組成は 窒素 78.08% 酸素 20.95% あとはアルゴン、二酸化炭素など少々です。

 

ちょっと考えてみます。二酸化炭素化石燃料のうちの炭素と大気中の酸素が化合して(燃えて)できたものです。(あと生物の呼吸から出ますが無視しても良い程度)

とすると、二酸化炭素が増えているのと同じだけ酸素が減っていることになります。酸素は大気中から、産業革命以前の 20.96%から 20.95%に減ったことを意味します。

人間は酸素濃度低下にどこまで耐えられるか。Wikipedia  「酸素欠乏症」 の項目によると

  酸素濃度16%で 頭痛、吐き気

      10%で 意識不明    

となっています。

 

まだまだ大丈夫ですが、このまま酸素が減り続ければ心配です。どうしたら酸素が増やせるか? 植物の光合成を期待しましょう。木を植えましょう。

 

・・・

 

本題から外れますが、では酸素濃度が高いほうはどこまで耐えられるか。

Wikipedia 「酸素中毒」 によると

酸素分圧 1.4~2気圧以上で全身まひなどが起こる。ただし酸素濃度100%のガスを吸引しても大気圧であれば問題無い。医療分野、スポーツ分野で使われている。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加