菅首相が 「2050年までに二酸化炭素排出ゼロ」 を宣言しました。それに伴い水素の活用が話題となっています。
水素について調べられる範囲で書き残しておきます。
水素を燃料にして動力源にしても水しか発生しないのでクリーンなエネルギーだ、と言われています。しかし水素を製造する時にエネルギーが必要です。そのエネルギー源を何にするか。
・再生可能エネルギーを使って作った水素・・・グリーン水素
・化石燃料を使って作った水素・・・グレー水素
(封じ込め または 再利用) ・・・ブルー水素
それぞれこう呼ぶらしい。
注目は、他の工業で副次的に出来る水素、これを副生水素と呼びます。
(資源エネルギー庁資料より)
代表的なのは苛性ソーダを作る際に出る水素。化学式は
2NaCl + 2H2O → Cl2 +H2 + NaOH(苛性ソーダ)
高純度 発生量10億Nm3(*)
他に副生水素が出るのは
・製鉄工程 - 純度が低い 発生量70億Nm3と推定
・石油精製工程、ー 工程内で消費してしまう
(*)水素(H2)の単位
水素は大気より軽いので重さで表現するのに適しません。なので標準大気中(大気圧、0℃、乾燥)での体積で表します - Nm3(ノルマルリューベ(立法メートル))
密度は 0.0899g/ℓ
・・・
話題のトヨタ・燃料電池車・MIRAIについてこんな記述をみつけました。
(JX日鉱日石エネルギー より この記述はMIRAI旧型についてのようです。)
燃料タンク容量122.4ℓ 1回の満タンで水素4.3kg入る
価格は1000円/kg 航続距離は650Km
(新型MIRAIはタンク容量141ℓ 航続距離 850kmになっています)
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