電力需給は大丈夫か

 

毎日寒いですね。エアコンでは暖房のほうが冷房よりも電力使用量が多いです。

お正月休みが終わり、工場はフル稼働。加えて家庭も事務所も暖房がフル稼働。悪いことに天候不順・雪で太陽光発電も出力が低下しています。

電力供給は大丈夫でしょうか。

 

「でんき予報」(電力広域的運営推進機関) を見てみました。今日(1月7日)の予報でひっ迫するのは東京エリアの95%、続いて北海道エリアの94%、他は若干余裕ありです。老朽化した火力発電所をフル稼働させて、なんとか間に合いそうです。

 

ところが今朝の日経新聞によると、東京電力は昨日(1月6日)他の電力会社から電力の融通を受け、凌いだようです。

日本は東日本と西日本では周波数が違うため大きな電力の融通ができない状態のなか、なんとか凌ぎました。

 

ここで考えなければならないのは原子力発電です。果たして、私たちはあくまで原発再稼働に反対して電力不足・停電を受け入れるかどうか。二者択一です。

 

こう書くと 「第3の道があるじゃないか」 といわれそうです。「再生可能エネルギーの拡充」 と。しかし、太陽光、風力はいろいろ問題が出ているし、発電量が不安定です。バイオマス発電もこれ以上増えると燃料が足りません。

 

・・・

 

ヨーロッパは、日本が石炭火力に依存しているのを批判しています。ところがロシアからの 天然ガスパイプラインが止められたため、じゃんじゃん石炭火力を使い始めました。そして原発増設を検討し始めています。

 

こういうのを 「背に腹は代えられぬ」 と言うんでしょう。ヨーロッパの皆さんは二者択一で原発のほうを選んだようです。

 

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