再生可能エネルギーの潜在能力

 

このブログで時々再生可能エネルギーについて書いています。

実施業者は

「この設備で一般家庭〇〇世帯の電力が賄えます」

と言いますが、さてどういう計算なんだろう? 疑問に思いました。

ちょっと調べてみました。

 

・・・

 

太陽光発電

実施例を見ますと

出力2.7MWで年間発電量 3290MWH
(1MWは1000KW)

一般的に 出力1000KWで年間発電量100万KWH - 300世帯分 とあります。

⇒ 1世帯1日あたり 9.13KWH

 

太陽光発電は設置すれば365日稼働しますが、発電するのは昼間だけ。雨や曇りでは発電量が低下します。実施例から推測すれば平均すると1日当たり3~4時間フル稼働するとすればおよそ当たります。
  

年間発電量は 出力 × 1日3時間 × 365日

 

・・・

 

バイオマス発電

実施例

出力33000KWで年間発電量2億6000万KWH - 38000世帯分

⇒ 1世帯1日あたり 18.7KWH

 

バイオマス発電は24時間稼働ですが、定期点検でおよそ1年に1か月止まります。また予想外の出力低下を見込んで、年間300~330日稼働で計算すればおよそ当たります。
 

  年間発電量 出力 × 1日24時間 × 300日

 

・・・

 

ここで疑問。一般家庭で電力使用量をどう見込んで 「〇〇世帯分」 というのか?

ネット情報によると 4人家族の世帯では1日 18.5KWH とあります。

 

しかし上記例では1世帯1日の電力使用量の前提がかなりバラつきがあります。

まあ、こんなものか。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加