無投票当選について考えた

 

昨日統一地方選の後半戦が行われました。

 

というか、立候補者が少なく無投票だった地方議会も少なくありません。

無投票当選率は 都道府県議会で21.9% 市議選で3.6% にのぼるそうです。

 

評論家は

「民主主義の危機」 とか

「無投票議員で構成された議会に正当性は無い」

などと言っています。

 

求人難に苦しんでいる一経営者である私はこう考えます。

議会議員選挙を就職活動に例えるなら

  議会への立候補 = 入社希望を出すこと

  選挙 = 入社試験

でしょう。

 

立候補者が少ないということは入社希望者が少ないこと。つまりその会社に魅力が無い。議会議員に魅力が無いってことでしょう。

 

考えてみました。そりゃあ魅力ないよなー。

給料は安い、マスコミに叩かれる、後援者から無理難題を頼まれる(うちのドラ息子の就職を世話しろ、などと)。

 

議員報酬を調べてみました。

1位東京都、2位名古屋市、をはじめ3大都市圏では月給が100万円前後あります。ところが地方へ行けばほとんど月給20万円以下、15万円という所が多いのが現状です。兼業じゃないとやっていけない。

 しかし、兼業もサラリーマンでは無理。自営業じゃないと議会に出席する時間がとれません。

 

解決策は簡単です。待遇を改善すれば良い。だけど無理に立候補者を増やして選挙をする意味があるのか、ちょっと疑問です。

 

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