日本国債の格付けが下げられました。
欧州の格付け会社 フィッチ・レーティング は日本国債の格付けを
A+ から A へ引き下げました。
理由は
・消費税増税が先延ばしされたこと
・2015年度予算で財政健全化に向けた十分な措置が講じられていない
ということです。
日本国民としては、なんとなく不愉快ですが、さてその影響は?
・外国からの国債買い付けが減る
・国債の価格が下がるかもしれない
・長期金利が上がるかもしれない
「かもしれない」 と書いたのは、日本国債はほとんど日銀と日本の金融機関が(国民から預かった預貯金を使って)買っているため、影響が無い「かもしれない」 からです。
政府と日銀の政策により日本国内ではお金は余っています。そのお金で日本国債を買えばいいわけで、長期金利が上がれば国債を持っている金融機関が潤います。
外国勢に日本国債を買ってもらうのは、良い事ばかりではないですし。
ただし国債を発行している国は利払いが多くなる「かもしれない」。
ということで、この 「日本国債格下げ事件」 についての新聞の扱いは小さい。とくに日本経済新聞は無視しています。
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