環境意識の高まりか、ガソリン価格が高くなったからか、環境に良いとされている自動車が注目されています。電気自動車(EV)やハイブリッド車。世界的には流れは EV に向かっているようですが、EV は本当に経済的なのか。代表的な国産車で比較してみました。
(前提条件)
電気料金
電気料金は複雑な料金体系になっていて、よくわからないのですが、大雑把に30円/kwh とします。
ガソリン価格
資源エネルギー庁調査による11月20日時点の小売価格 173.7円/リットル とします。
比較は EV 代表 日産自動車・アリア とハイブリッド車代表 トヨタ自動車・プリウス にします。
両車のカタログから
アリア
価格:539万円 総電力量 66kwh 充電走行距離 470km
⇒1km走るのに要する電気料金は 66÷470×30 =4.2円
プリウス 1.8ハイブリッド
価格:320万円 燃費 32.6km/リットル
⇒1km走るのに要するガソリン代は 1÷32.6×173.7 =5.3円
EV の勝ち・・・ですが僅差。車両価格を考慮すればどっちが良いか。
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もう一つ考慮しなければならない事があります。ガソリン価格173.7円には56.6円のガソリン税が含まれています。一方で、電気代には税金がかかっていません。それどころか EV には補助金さえ出ています。ガソリン税の使途は道路整備になっています。EV も道路を使うのに。
もう、EV 優遇は見直すべきです。
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