電力不足解決法

 

今年の夏と冬、電力不足が心配されています。解決法・第1は原発の再稼働です。規制委員会は難癖付けるのを棚上げして当面の間再稼働を認めるべきでしょう。

それとも 「東京大停電」 で、国民の惰眠を覚ますのも良いかもしれません。

 

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解決法・第2は、電力料金大幅値上げです。経済の大原則 「価格が上がれば需要は減る」 です。しかし、これには電力会社も政府も、まして消費者も反対でしょう。

 

電力会社は内心賛成でしょうが電力料金は 「公共料金」 です。政府の認可が必要です。

 

電力料金の値上げについて参考になる事例があります。

(従来から各地にある10電力会社を 「旧電力」 、事業法改正によっ設立された電力小売り会社を 「新電力」 とします。)

「数年前から新電力が新電力より少し安く電力小売りを始め、顧客を旧電力から奪っています。ところがこの燃料費高騰で仕入れ値が上昇し、顧客との契約料金では採算が合わなくなっています。そこで新電力は主に2つの手段に出ました。営業停止 または 大幅値上げ。営業停止を受けて顧客は旧電力に戻ろうとします。ところが旧電力もコストが上昇していて戻ってきた顧客(新規顧客扱いになります)に対して旧料金では引き受けません。値上げした料金を提示します。」

 

結局、政府肝いりで始まった 「電力小売り自由化」 は、それに便乗して新電力に乗り換えた顧客にとって値上げという結果になりました。

 

考えてみると自由主義経済のもと、需給バランスが崩れれば値上げやむなし、です。

事業法改正の時点でこんなことは想定していなかったのでしょうが、結果として電気料金値上がりになってしまいました。

 

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電力不足解決法は 原発再稼働 か 料金値上げ というのが私の結論です。

もちろん消費者が節電することが大前提ですが。

 

 

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