ガソリン価格 石油元売り会社の姿勢を問う

 

ガソリン価格の値上がりが止まりません。原因は原油高と円安。

2月14日時点の市場価格は 171.4円/ℓ でした。

 

ここで改めて私流のガソリンコスト計算をやってみます。

最新の指標は

  ドバイ原油価格 91.30円/バーレル

  為替 1ドル=115.65円

  1バーレル≒159ℓ

コスト計算

  商品価格 91.30×115.65÷159=66.41円/ℓ

  精製、流通コスト 43円/ℓ

  税金 56.6円/ℓ

  合計 166.01円/ℓ

これから補助金(5円/ℓ)を引くと 161.01円/ℓ

 

・・・

 

今朝の新聞(日本経済新聞)を見ると、「ガソリン補助 効果限定的」 として

経済産業省の見込みでは14日の価格は 175.2円/ℓ となるところ、補助金 5円/ℓ によって 3.8円抑制されて 171.4円/ℓ になった、とのこと。

過去2週では 

  1月31日時点は 3.4円補助に対して 2.5円抑制

  2月7日時点では 3.7円補助に対して 2.5円抑制

そして今週 2月14日  5円補助に対して 3.8円抑制

 

なぜ補助金が100%効かないのか。理由は想像できます。

・流通コストが上がっている

・小売り(ガソリンスタンド)に価格を指示することはできない。

 

しかし元売り各社に問いたい。「これでいいのか?」

経産省は業界を指導すべきでないのか?

 

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