ウクライナ危機 余波

 

「ロシア軍がウクライナに侵攻するかもしれない。可能性が高いのは2月16日だ。」

と言われています。日本とウクライナの時差は7時間。ということは日本時間今日(17日)午前7時までに何事も起こらなければホッと一息、というところです。

 

それよりも、ロシアは本当に侵攻する気があるのか、ということです。米国を含むNATO軍との全面戦争になればロシアは負けるでしょう。通常兵器では。

 

私はウクライナ危機での影響を見ています。

中東の危機は原油高を引き起こします。現在、ドバイ原油価格は93.70ドル/バーレル、高くなっています。産油国 「OPEC+ロシア」 と言われるようにロシアは原油産出国です。原油高は歓迎です。米国もシェールオイルをはじめ原油産出国になっています。そのうえヨーロッパ諸国はロシアからパイプラインで天然ガスを買っています。それが遮断されれば米国に商機が回ってきます。

 

米国にとってもロシアにとってもこのままグダグダと危機が続くことは歓迎でしょう。

 

その余波が日本でのガソリン高。原油高に加えて為替は円安です。経産省調査による15日現在のガソリン価格は171.4円/ℓ。政府の補助金は先週すでに上限(5円/ℓ)に達しています。

米国とロシアの思惑に振り回されている日本、いやですねー。

 

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