円安が進んでいます。一時1ドル=135円を突破しました。
「円安は良いことか、悪いことか」 経済評論家は意見が分かれていますが、私は 「良いこと」 のほうを支持します。なんといっても日本は製品輸出で稼いでいる国ですから。
とはいえ輸入物価、特に原油価格の高騰は厳しい。
・・・
で、本題です。
最新の指標でガソリン価格のコスト計算をやってみます。
ドバイ原油価格 116.70円/バーレル
為替 1ドル=134.70円
1バーレル≒159リットル
ここから
製品コスト 116.79×134.7÷159=98.94円/リットル
精製・流通コスト 43円/リットル(*)
税金 56.6円/リットル
小計 198.54円/リットル
補助金 38.8円/リットル
合計 159.74円/リットル
資源エネルギー庁調査による6月13日時点の市中価格は171.2円/リットル。
補助金の額はガソリン税トリガー条項(25.1円)を既に超えています。おかげで目標値172円を微妙に下回っています。政府のサジ加減は絶妙。
(*)
ここで精製・流通コスト(43円)は、以前ガソリン価格が高騰を始める前の数字です。本体価格が高騰してもこのコストは不変のはず。メーカー、小売りのご努力を期待してそのままの数字を挙げています。
2022年6月23日 追記
6月20日時点の市中価格は 173.90円/リットル。
ダメじゃん。上でせっかく褒めたとこなのに。
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