プラスチック製品の使用削減が唱えられています。
レジ袋はじめ使い捨てスプーン、ストロー、クリーニング店のハンガーなど。
賛成です。これら使い捨てプラスチックを植物由来の原料に代替する、または繰り返し使えるものにするのは良いことだと思います。
しかし、ここへ至るまでの議論で疑問があります。
・マイクロプラスチックは分解しないのか
海に漂うマイクロプラスチックを魚が食べる被害が出ているらしい。
しかし考えてみるとマイクロプラスチックは大きなプラスチックごみが紫外線などで劣化、分解され小さくなったものです。大きなごみから小さく分解されて、それ以上分解されない、っておかしくないですか。
・プラスチックごみは燃料になる
プラスチックの原料は石油です。火力の強い燃料になります。火力が強すぎて炉を傷める、という欠点がありますが、それは高性能な炉を作れば解決できます。石油、石炭の代替燃料として優秀です。ただし再生可能エネルギーではありません。念のため。
「プラスチックを燃やすとダイオキシンが出て危険」 というのは考えは古いです。
テレビCMを見ていると廃プラスチックを原料にした 「RPF」 という代替燃料が作られ始めています。
「植物由来の商品」 ってイメージは良いですが、植物にも供給に限りがあります。現に 「ウッドショック」 で現在日本では木材不足が起きています。
プラスチックを悪者扱いをするのは止めるべきです。
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