廃プラをどうすべきか

 

中国が廃プラスチックの輸入を止めました。そのせいで日本国内に廃プラがあふれています。どうすべきか。

 

簡単です。燃やしてその熱で発電する、いわゆるごみ発電です。プラスチックはもともと石油です。よく燃えます。一部難燃化しているものもありますが、大部分は発熱量が大きい良い燃料です。

 

なぜ進まないか?

「プラスチックを燃やすとダイオキシンが出る」 

ダイオキシンは猛毒である」

という古い知識を振り回して反対する人が居るからです。

 

反論は簡単です。

ダイオキシンが猛毒なら焼き鳥屋のオヤジはみんな死んでる」

 

・・・

 

さてプラスチックを燃料にした 「ごみ発電」。

どれくらいの規模が想定されるでしょうか。

 

みずほ銀行の調査によると、

日本でのプラスチックごみ発生量は少しづつ減っていますが、2017年で903万t。再生利用や燃料で既に多くが有効利用されています。

 

しかし有効利用されていない物もあります。当時の輸出が129万t。単純焼却と埋め立てへ128万t。

合わせて257万tをごみ発電へ回せば良いことになります。

年間257万t燃やす発電用ボイラーってどんなの?

 

今流行のバイオマス発電を参考にすると、多く稼働しているのは1基の出力は5万kw。それで消費するバイオマス燃料が年間50万t。

 

単純計算、全国でごみ発電ボイラー5基で済む量です。

とはいえ大きな投資金額が必要です。ゴミ発電に対応した FIT(電力定額買取制度)の整備が求められます。

 

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