政府がまた新たな観光振興策を言い出しました。
ワーケーション(ワークとバケーションを組み合わせた造語)です。観光地に滞在しながら仕事をしてください、ということです。
言い出したのは小泉・環境相です。こんどの旗振り役は環境省らしい。へええ、国交省じゃないんだ。環境省はリゾート地への WiHi の整備などに予算を使うらしい。
「GOTOトラベル」(国交省・観光庁) で国民の警戒感が一気に緩んだ、その結果がこの2次感染拡大になっているように私は思います。そこへまた2の矢。
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テレワークが推進されています。しかしそれで本当に仕事が出来るのでしょうか。パソコンを相手に出来ることは事務的な書類の作成や、いつもの取引先との商品の受発注くらいのこと。テレビドラマでよく登場する 「企画書作り」 も、社内の偉い人や取引先への提案の資料でしかない。最後は面談して説得する必要があります。
テレワークでは自動車は作れないし、道路もビルも出来ないし、宅配の荷物も運べない。
もうひとつ、テレワークを実施している企業の管理職が悩んでいることがあります。
部下が本当に自宅で8時間働いているのか確認できないこと。
私の持っている仕事に対する概念が崩れていく思いがします。リゾートホテルで 「ワーケーション」 など論外。環境省のお役人さん、あなたがた仕事を舐めていませんか。
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いや、事情はわかります。観光庁も環境省も、コロナ対策の緊急予算が獲得できた。だから何に使おうか? そういえば地方の観光地は困っている。「そうだ! こうしよう」 でしょうね。
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