トリガー条項って何だったっけ

 

ガソリン価格が高止まったままです。今、国会で 「トリガー条項」 が話題になっています。トリガー条項って何だった? 思い出してみます。

 

その前に現在のガソリンに掛かっている税金について。

  揮発油税 本則税率 24.3円/ℓ だが、

       暫定税率、現在は 48.6円/ℓ になっています。・・a

  地方揮発油税 本則税率 4.4円/ℓ

         暫定税率 現在は 5.2円/ℓ  ・・b

  地球温暖化対策のための税 2.8円/ℓ ・・c

合計(a+b+c) 56.6円/ℓ

(これに消費税がかかります。「二重課税だ」 と反対する声がありますが、ここでは本題とずれますので取り上げません) 

 

トリガー条項とは

民主党政権時代に出来た規定です。

「ガソリン価格が3か月連続して160円/ℓ を超えた場合は暫定税率25.1円/ℓ 課税を停止する。3日月連続130円/ℓ を下回った場合は課税を復活する」

というものですが、東日本大震災復興のためこの条項が停止されています。

暫定税率25.1円/ℓ の根拠は 揮発油税本則と暫定税率との差 24.3円/ℓ + 地方揮発油税本則と暫定税率との差 0.8円/ℓ との合計です。)

 

・・・

 

先日の国会で国民民主党は 「トリガー条項復活」 を条件に来年度予算案に賛成しました。岸田総理は国民民主党・玉木代表に、検討することを約束しました。

ところが財務省は税金を減らしたくないでしょう。

さて。岸田総理と財務省の戦いになってきました。どちらが勝つか、興味深い。

 

北京冬季五輪終わる

 

北京冬季五輪が昨日(2月20日)閉会式を終えました。選手の皆さんはよく頑張った。お疲れ様でした。

 

期間中、私は面白くなかった。競技中継のために、いつも見ていたテレビ番組がみんな無くなってしまっていましたから。

以前の長野オリンピックの時、地元首長が言いました。

「氷の上でクルクル回っているのがなぜ面白いのか?」

同感です。よかったよかった、終わって良かった。

 

・・・

 

次回、4年後はイタリア・ミラノです。次かその次には札幌が立候補するそうです。

もう止めたら? 金にまみれた誘致合戦など。

IOC がやってくれとお願いしてきたら受けてやってもいいけど。

 

ガソリン価格 石油元売り会社の姿勢を問う

 

ガソリン価格の値上がりが止まりません。原因は原油高と円安。

2月14日時点の市場価格は 171.4円/ℓ でした。

 

ここで改めて私流のガソリンコスト計算をやってみます。

最新の指標は

  ドバイ原油価格 91.30円/バーレル

  為替 1ドル=115.65円

  1バーレル≒159ℓ

コスト計算

  商品価格 91.30×115.65÷159=66.41円/ℓ

  精製、流通コスト 43円/ℓ

  税金 56.6円/ℓ

  合計 166.01円/ℓ

これから補助金(5円/ℓ)を引くと 161.01円/ℓ

 

・・・

 

今朝の新聞(日本経済新聞)を見ると、「ガソリン補助 効果限定的」 として

経済産業省の見込みでは14日の価格は 175.2円/ℓ となるところ、補助金 5円/ℓ によって 3.8円抑制されて 171.4円/ℓ になった、とのこと。

過去2週では 

  1月31日時点は 3.4円補助に対して 2.5円抑制

  2月7日時点では 3.7円補助に対して 2.5円抑制

そして今週 2月14日  5円補助に対して 3.8円抑制

 

なぜ補助金が100%効かないのか。理由は想像できます。

・流通コストが上がっている

・小売り(ガソリンスタンド)に価格を指示することはできない。

 

しかし元売り各社に問いたい。「これでいいのか?」

経産省は業界を指導すべきでないのか?

 

ウクライナ危機 余波

 

「ロシア軍がウクライナに侵攻するかもしれない。可能性が高いのは2月16日だ。」

と言われています。日本とウクライナの時差は7時間。ということは日本時間今日(17日)午前7時までに何事も起こらなければホッと一息、というところです。

 

それよりも、ロシアは本当に侵攻する気があるのか、ということです。米国を含むNATO軍との全面戦争になればロシアは負けるでしょう。通常兵器では。

 

私はウクライナ危機での影響を見ています。

中東の危機は原油高を引き起こします。現在、ドバイ原油価格は93.70ドル/バーレル、高くなっています。産油国 「OPEC+ロシア」 と言われるようにロシアは原油産出国です。原油高は歓迎です。米国もシェールオイルをはじめ原油産出国になっています。そのうえヨーロッパ諸国はロシアからパイプラインで天然ガスを買っています。それが遮断されれば米国に商機が回ってきます。

 

米国にとってもロシアにとってもこのままグダグダと危機が続くことは歓迎でしょう。

 

その余波が日本でのガソリン高。原油高に加えて為替は円安です。経産省調査による15日現在のガソリン価格は171.4円/ℓ。政府の補助金は先週すでに上限(5円/ℓ)に達しています。

米国とロシアの思惑に振り回されている日本、いやですねー。

 

北京五輪開幕 中日新聞の論調が気になる

 

北京五輪が2月4日夜、開会式が行われました。開幕です。

 

今朝(2月5日)中日新聞の1面トップは

北京五輪 開幕」

「平和、人権 揺らぐ中」

 

私は驚きました。

中日新聞は従来、反政府、親中国的論調で記事が書かれていました。

「『中日新聞』 は 『中国新聞日本支局』 の略か」 などと悪口を言われるほどに。ところがこの見出し。なんと中国に批判的な見出しです。

 

どうしたんでしょう? 社長が替わった? 編集長が替わった?

中国からの支援金が滞っている? などと勝手なことを想像しています。

 

そうだよなー。中国国内が大変だものなー。不動産バブルがはじけたし。経済成長が鈍化しているし。

 

株取引必勝法 検証

 

先日 「株取引必勝法」 を書きました。

         ↓

株取引必勝法 - あんぶろ (hatenablog.com)

2日連騰した翌日は下がり、2日連続して下がった翌日は上がる、というパターンで売買すれば儲かるよ。

 

その時書いた株価の騰落表を再掲します。

(その日の終値が前日より 上がったら〇 下がったら× ほとんど変化なしー 

日付が飛んでいるのは取引が休みの日。)

  昨年12月 1日 〇       今年1月 4日 〇

    12月 2日 ×          1月 5日 〇

    12月 3日 〇         1月 6日 ×

    12月 6日 ×          1月 7日 ー

    12月 7日 〇         1月11日 ×

    12月 8日 〇         1月12日 〇

    12月 9日 ×          1月13日 ×

    12月10日 ×          1月14日 ×

    12月13日 〇         1月17日 〇

    12月14日 ×          1月18日 ×

    12月15日 ー         1月19日 ×

    12月16日 〇         1月20日 〇

    12月17日 ×          1月21日 ×

    12月20日 ×          1月24日 〇

    12月21日 〇                 1月25日 ×

    12月22日 〇        先日はここまで書きましたがこの続きは

    12月23日 〇         1月26日 ×

    12月24日 ー         1月27日 ×

    12月27日 ×          1月28日 〇

    12月28日 〇         1月31日 〇

    12月29日 ×          2月 1日 〇

    12月30日 ×          2月 2日 〇

                     2月 3日 ×

                     2月 4日 〇

 

上記パターンから外れました。私と共感して株取引をした人へ、損害を与えてすみませんでした。もう偉そーなことは書きません。

 

ガソリン価格 補助金の効果は

 

経済産業省調査による1月31日時点のガソリン価格は 170.9円/ℓ でした。政府の補助金 3.4円/ℓ にも関わらず前週 170.2円/ℓ より上昇しました。なぜ?

 

最新の指標でいつものようにガソリンのコスト計算をやってみます。

最新の指標と、比較として前週の数字を書きま。

          昨日(2月2日)        1月26日

 ドバイ原油価格 87.70ドル/バーレル    85.40ドル/バーレル

 為替  1ドル=114.63円         1ドル=113.40円

 1バーレル≒159ℓ

 

  製品コスト 87.70×114.63÷159=63.23円/ℓ 

  精製、流通コスト 43円/ℓ

  税金 56.6円/ℓ

  合計 162.83円/ℓ (前週・補助金前 160,78円/ℓ )

まあ、値上がりもやむを得ないところですが、ここで補助金の登場です。

  補助金 3.4円/ℓ を差し引くと 159.43円/ℓ

 

・・・ 

 

前週と数字を比較すると

 

        私のコスト計算     市場価格

1月24日   160.78円/ℓ   170.2円/ℓ

1月31日   159.43円/ℓ   170.9円/ℓ

 

なぜ上がったのか。好意的に考えれば、

・流通コストが私の予想より上がっているかもしれないこと。

・最新のコストが市場価格に反映されるのは数週間後だということ。

補助金の効果によってこの先値下がりすることを期待しましょう。

 

一方で好意的でない見方が頭を過(よぎ)ります。

ビジネスの世界で商品の価格を決めるとき 「適正利潤」 という言葉が使われます。石油元売り会社は果たして適正利潤を意識しているのか、政府の補助金を期待してちょっと高めに決めているのか、疑問が過ります。

 

2月9日 追記

2月7日時点の価格は 171.2円/ℓ でした。補助金が出ているにも関わらす。

ううむ。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加