ガソリン価格が高止まったままです。今、国会で 「トリガー条項」 が話題になっています。トリガー条項って何だった? 思い出してみます。
その前に現在のガソリンに掛かっている税金について。
揮発油税 本則税率 24.3円/ℓ だが、
暫定税率、現在は 48.6円/ℓ になっています。・・a
地方揮発油税 本則税率 4.4円/ℓ
暫定税率 現在は 5.2円/ℓ ・・b
地球温暖化対策のための税 2.8円/ℓ ・・c
合計(a+b+c) 56.6円/ℓ
(これに消費税がかかります。「二重課税だ」 と反対する声がありますが、ここでは本題とずれますので取り上げません)
トリガー条項とは
民主党政権時代に出来た規定です。
「ガソリン価格が3か月連続して160円/ℓ を超えた場合は暫定税率25.1円/ℓ 課税を停止する。3日月連続130円/ℓ を下回った場合は課税を復活する」
というものですが、東日本大震災復興のためこの条項が停止されています。
(暫定税率25.1円/ℓ の根拠は 揮発油税本則と暫定税率との差 24.3円/ℓ + 地方揮発油税本則と暫定税率との差 0.8円/ℓ との合計です。)
・・・
先日の国会で国民民主党は 「トリガー条項復活」 を条件に来年度予算案に賛成しました。岸田総理は国民民主党・玉木代表に、検討することを約束しました。
ところが財務省は税金を減らしたくないでしょう。
さて。岸田総理と財務省の戦いになってきました。どちらが勝つか、興味深い。
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