ノーベル文学賞

 

ノーベル賞の季節が来ました。文学賞に毎年のように村上春樹が候補として挙がっています。

 

ふと、思います。文学作品って、日本語と英語では印象が違うんじゃないかと思います。

例えば、川端康成 「雪国」 の冒頭

  原作 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった

  英訳例 The train came out of the long tunnel into the snow country

これを紹介している向井万起男氏は 「名訳だ」 としています。(向井万起男著 私の読書日記(Ⅰ)

私は英語文の印象を語るほどの語学力はありません。

 

ところで、ノーベル文学賞の選考委員は村上春樹の作品を日本語で読んでいるのでしょうか。英語に翻訳されたものを読んでいるのでしょうか。それともスウェーデン語?。

 

過去に川端康成大江健三郎が受賞していますが、審査員は彼らの作品を何語で読んだのかな。というか、彼らの受賞は言葉の印象からではなく内容の良さが理由じゃないかと思います。

 

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