木を伐ることは悪いこと

 

「木を伐ることは悪いこと」 と、すでに小学校で習いました。

いわく、「森林が地球環境を守っている。だから木を伐ってはいけない」 と。

 

まあ結論はその通りなのですが、そんな観念的なことではなく。具体的な数値を調べてみました。私の今後の記憶として書き残しておきます。

 

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前提条件

・日本の森林面積 2500万ha

・日本の森林による二酸化炭素吸収量 研究者によっていろいろな数値が言われています。それらをまとめると、およそ(炭素換算)年間5000万t前後

・森林に植わっている木は、低木を除くとおよそ10m間隔として1ha当たり100本

⇒ ここから算出されるのは 1本あたり炭素換算 年間20kg(二酸化炭素換算40㎏) の吸収

・別の調査によると高木1本あたり 年間180㎏ の二酸化炭素を吸収

 

これらの研究結果から、高木1本あたり大雑把に言って年間100㎏ の二酸化炭素を吸収していることにします。

 

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突然こんなことを言い出したのには訳があります。

名古屋市では一部で街路樹の伐採が行われています。理由は、交通標識が見えにくいこと、維持管理に手間がかかること、が挙げられています。

 

漏れ聞くところによると、東京都も神宮外苑を 「再開発」 として木をたくさん伐るらしい。

 

反対です。

なぜって 「木を伐ることは悪いこと」 だからです。

 

 

(*)林業関係者の皆さんへ

森林を二酸化炭素吸収源として維持していくためには、成長が止まった成木を伐り出し、跡地に若木を植林することが必要です。正確には 「木を伐ることは悪いこと」 ではありません。森林管理にご苦労されていることに敬意を表します。

 

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