ゴールデンウィークも終わりです。
私はゴールデンウィークのさなか、熊野古道ウオーキングに出かけました。
名古屋から熊野本宮大社まで車で4時間。早朝に出て10時ころ到着、バスで 「発心門王子」 へ行き、そこから本宮へ向かって歩く。およそ2時間。中世の人々が京都から何日も山中を歩いて、初めて熊野本宮の大鳥居が見え、感激して伏し拝んだという 「伏拝王子」 を経由して熊野本宮へ。完璧な計画でした。
ところが名阪国道へ入った途端、大渋滞。1時間余計にかかってしまいました。
ウオーキングをあきらめて観光だけしてきました。
現在の熊野本宮大社
「知る人ぞ知る」ですが、熊野本宮は当初、この写真の場所(熊野川の中州)にありました。水害を受け現在の場所に移転しました。明治22年のこと。
ここ旧跡地は 「大斎原」(おおゆのはら) として保存されています。日本一の大鳥居があります。中世の人が伏し拝んだのはこれ。
大鳥居には八咫烏(やたがらす)のレリーフが埋め込まれています。
神武天皇が大和へ攻め上る時、熊野川を利用し、ここを起点にしました。
そしてその道案内をしたのが八咫烏、という伝説があります。
新緑がきれいでした。現在の本宮も大斎原も手入れが行き届いていて素晴らしかった。さすが世界遺産・熊野古道の目的地です。
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