証券市場  「クジラ」 って何?

 

米国は経済が回復しているのに株価は下落しています。利上げが近づいているから。

対して日本株は上昇傾向。その原因は公的資金による株買いが起こっているためでしょう。

 

この公的資金は金額が大きいため株式市場では 「クジラ」 と呼ばれているそうです。そのクジラは5頭います。

 

                    資金量     買い余力

GIF(年金積立管理運用機構)     137兆円    7.1兆円

3共済(地方公務員共済組合連合会など) 30兆円    3.4兆円

かんぽ生命保険             83兆円    3.4兆円

ゆうちょ銀行             205兆円   10.3兆円

日銀                   ー        3兆円

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合計                         27.2兆円

 

左記の資金量をすべて株取引に使えるわけではありません。ある証券会社の分析によると買い余力は右記のとおり。

 (3月12日 日本経済新聞より)

 

参考までに、東証一部の1日の売買高は20~25兆円。

 

さて、右記の買い余力27兆円の影響は大きいのか、大したことないのか。微妙ですが、投資家心理には好影響を与えています。海外のヘッジファンドたちは日本株を買っている、とか。

 

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