お気づきでしょうか。原油価格が上がっています。今年4月20日、WTI先物価格がマイナスになって(買うとお金がついてくる)驚きましたが、一瞬だけで、その後順調に値上がりしています。幸いなことに為替が円高傾向のため、値上がりの影響が薄められています。日本国内でのガソリン価格は少し上がっただけです。
資源エネルギー庁の調査によるガソリン価格(レギュラーガソリン)は昨日の発表では
133.1円/ℓ でした。
久しぶりにガソリン価格のコスト計算をやってみます。昨日の指標は
ドバイ原油価格 48.50ドル/バーレル
為替 1ドル=104.33円
1バーレル≒159ℓ
これから計算すると
製品コスト 48.50×104.33÷159=31.82円/ℓ
精製、流通コスト 43円/ℓ
税金 56.35円/ℓ
合計 131.17円/ℓ
このコストが市況に反映されるのは数週間後です。見通しは横ばいかな。
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ここで計算根拠を書いておきます。
精製・流通コストについて
過去の実績から、
精製流通コスト=販売価格ー製品コストー税金
を計算しておよその検討をつけたものです。過去に実情に合わせて一度見直しました。
税金について
本来のガソリン税(本則税率) 28.70円 + 暫定税率 25.1円 + 石油税 2.54円 = 56.34円
でしたが、石油税は2016年4月から2.8円に増税されました。気づきませんで間違っていました。 今後は56.6円/ℓで計算します。
このほかに消費税がかかります。
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