福島第一原発、その後

 

福島第一原発の放射能漏れについて、私は

「大したことは無い」 とか

「関係者のご努力に敬意」 とか

書いていますが、実は大変心を痛めています。

 

最近も台風26号による大雨で汚染水が外洋に漏れているようです。

そりゃあ、あの大雨。そして地形を見ていると敷地外からも流れ込んで

くるようで、全部敷地内に溜めておくのは無理でしょう。

 

さて、どの程度の汚染だったのか。

 

報道によると、ストロンチウム90が放射線濃度710ベクレル

流出した水量は不明。

私が調べられる範囲はこれくらい。

 

710ベクレルというのは・・・

飲料水の基準値が10ベクレル。その71倍。それが外洋に拡散すれば

問題なし。よく水質問題でたとえ話にされる 「プールに目薬1滴」 

ってやつ。つまり、検出できないほど低濃度、っていうこと。

ストロンチウム90の半減期は28.9年。

 

 

つでに、最近騒がれているトリチウムについて。

トリチウムは日本語で「三重水素」。水素(H)の質量が重いやつ。

水(H2O)の水素(H)の一つと置き換わった状態で存在します。

宇宙から来る放射線の作用で、自然界でも生成します。

 

トリチウムが出す放射線(β線)は生体への影響が小さく、

シーベルトに換算すると、小さな値になります。

半減期は12.3年。

 

これまた、マスコミが騒ぐほどの問題は無い。

 

 

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