ふくらみ左折はやめよう

 

(ふくらみ左折というのは、車が左折する前にハンドルを右に切って少し右に出てから左折することです。内輪差を意識した運転です。大型トラックには必要ですが小型の乗用車にはよほど狭い路地に入る場合を除いて不必要です。しかし無意識にふくらみ左折をする運転者も居ます。)

 

以下は知人が実際に体験したことです。

 

市街地の片側一車線の道路を走っていました。左側にある混雑した駐車場へ入る車の列ができていました。彼はその列の右側を通過しようとしました。待っている車列の最前の車が駐車場へ入ろうとして動き出していました。その車(仮に被害者とします)と彼の車(仮に加害者とします)のサイドミラーどうしが当たりました。彼(加害者)は十分な間隔を開けて通ろうとしたつもりなのに。

 

被害者はそのまま駐車場に入っていきました。彼(加害者)は当て逃げはいけないと思い、車を道端に停めて被害者に話し合いに行きました。すると被害者は 「加害者が一方的に悪い」 と主張しました。彼(加害者)は面倒くさくなって、修理代として1万円を渡して別れました。ちなみに彼(加害者)は中年のおっさん、被害者は若い女性で軽自動車だったそうです。

 

この話を聞いて私はピンときました。

被害者がふくらみ左折をしたのでしょう。ふくらみ左折は運転者が無意識に癖のようにやることで、ふくらみ左折をやった意識が無いのでしょう。だから 「自分は悪くない。加害者がぶつけてきた。」 と主張したと思われます。

 

彼(加害者)の車のサイドミラーを見たらすり傷がついていた程度です。被害者の車もそんな程度だったでしょう。1万円は払い過ぎだと思いまいしたが、まあいいか、彼はお金持ちだし。

 

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