低投票率について考えた

 

統一地方選が終わりました。新聞には悲喜交々の記事が載っていますが、私が注目したのは投票率。全国9道府県知事選 46.78% 41道府県議選 41.85% 過去最低でした。現代の日本人は政治に興味がないのだろう。

 

ここでふと、昔読んだ中国古典を思い出し、本棚から本を探し出しました。

十八史略より

 

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ある時、天下を長く治めていた帝が、治世がうまく行っているかどうか調べるために、庶民に姿を変えて城を出て話を聞いた。

村に居た老人が話す。

「日が出れば耕し、日が入れば息う(いこう)。井戸を掘って水を飲み、田を耕して食べる。帝の力なぞ我に及ばない。」

(政治の力など忘れ去っていることこそ良政の証)

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国民が政治に無関心なのは政治がうまく行っている証(あかし)、かな。

 

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