ばっかじゃないの

 

米国で、中国製と思われる気球が米国空軍によって撃ち落されました。

中国政府は 「民間の気象観測のための気球だ。撃墜するのは過剰反応だ」 と報道官が怒っています。民間の気球なら、なんでそんなに怒るの? そもそも社会主義国で政府に無関係の民間会社など存在するの? まあいいか。

 

日本でもあの気球が飛来したらどうしよう? と話題になっています。政府は

「領空侵犯だが、国民に危害がなければ撃ち落さない」 

自衛隊機であの高高度の気球を撃ち落すのは困難」 

と言っています。マスコミもそのように報道しています。

 

ばっかじゃないの。政府もマスコミも。

中国政府に対して

「撃ち落さないから自由に飛ばして情報収集してください」

と言っているようなもの。

 

そんなニュースを見ていて、昔同じようなことがあったことを思い出しました。

自衛隊が海外へ PKO 活動で派遣されるとき、国会で 

「どんな武器を何丁持っていくか、どういう場合に発砲するか」 

を議論していました。そんなこと、軍事機密だし敵に前もって戦法を教えるなどやってはいけないこと。

 

もう一度いいます。ばっかじゃないの。政府も国会議員も、それを報道するマスコミも。

 

 

(*)

ここで 「軍」 とか 「敵」 という言葉を使っていますが、わかり易く書いただけです。自衛隊は軍ではありませんし、派遣先で接触する勢力は敵ではありません。念のため。

 

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