経済産業省がガソリン価格について 「来週にも1リットルあたり170円に到達する可能性がある」 という認識を示しました。
今日発表では168.9円でした。(後訂正)
ここで久しぶりにガソリンのコスト計算をします。最新の指標では
ドバイ原油価格 86.40ドル/バーレル
為替 1ドル=114.50円
1バーレル≒159ℓ
コスト計算
製品コスト 86.40×114.50÷159=62.22円/ℓ
精製、流通コスト 43円/ℓ
税金 56.6円/ℓ
合計 161.8円/ℓ
まだまだ170円/ℓ までいかないようです。ただし、原油の産地価格は上昇傾向だし、為替は円安傾向です。この先値上がりしそうではあります。
政府はガソリン値上がり対策として 「170円/ℓ を超えたらガソリン元売り各社へ補助金を出す。上限は5円/ℓ 」 と言っています。まあ、岸田さんのことだからまた変わるかもしれませんが(笑)
報道では 「ガソリン価格はその時の需給で決まる」と言われますが、私の経験では大きくコストに依存しているように思います。需給ギャップによる変動は数円程度でしょう。
・・・
ここまで書いてふと思いました。私が過去にしたコスト計算は実売価格とどれくらい乖離があるか? 過去を遡ってみます。
私が計算したコスト 資源エネルギー庁が調べた
実売価格 (円/ℓ)
2017年12月28日 144.97円 141.70円
2018年12月28日 136.60円 146.6円(*)
2019年 8月 6日 139.98円 145.7円
2020年11月27日 131.17円 133.1円
2021年10月11日 157.68円 162.1円
(*)ここでちょっと言い訳。
私が計算に使った指標は当時最新のもの。実売価格は当時の数週間前のコストが反映されます。この時私は 「この後、実売価格は下がる」 と予測しました。それは当たっています。
(訂正)
1月17日の調査結果は168.4円でした。
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