アベノマスクを考える

 

世の中 「アベノマスクが無駄だった」 という風潮です。世の中の流れに竿刺したい性格の私は過去を振り返ってみます。

 

コロナウィルスは2019年末に確認され、昨年(2020年)当初、日本でも感染者が出ました。11月頃から目立ち始め、年末年始にピークを迎えました。その後減少傾向でしたが再び今年(2021年)4月頃から増え、再び減少、8月のオリンピック頃ピークでした。最大1日25000人ほど。現在一時的に100人以下になりましたが、昨日(12月26日)は263人でした。

 

昨年中頃からマスクを求める人たちが増え、品不足から価格高騰、入手困難な事態になりました。そこで安倍首相が音頭をとり、国民一人当たり2枚を無料で配布することになりました。11月のことです。用意されたマスクは3億枚前後であることが想像されます。

 

その後、布マスクより不織布マスクがより有効であることが判りました。そして現在では不織布マスクが増産され、行き渡り、コンビニでもドラッグストアでも安売りされています。

 

現在、配り切れず在庫になっているアベノマスクは8000万枚、保管料が6億円、廃棄するのに6000万円かかる、と言われています。厚生労働省は 「希望する人には無償で渡す」 と言っています。

 

この状況では 「アベノマスクは無駄だった」 と言えますが、こういうのを 「のど元過ぎれば熱さを忘れる」 と言います。結果を見てから批判するのは卑怯者のすることです。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加