FIT に入札制度

 

再エネ特措法(再生可能エネルギー固定価格買取制度・FIT)が改正されました。

今日(7月1日)施行です。

 

FITによって再生可能エネルギー発電が広まりました。しかしその弊害も目立ってきました。そこで法改正が行われたのでしょう。

 

主な問題点は

a 太陽光発電で、高額の買い取り枠を確保したまま未着工の施設がある

b 電力会社が高額で買い取るため、消費者に負担が来る

 

まあ、a の問題点は個々の事情を調査、是正すれば済むこと。

 

ここで、b の問題点を考えてみます。

これを解消するために入札制度を採りいれることになりました。確かに買取価格は下がるでしょう。

 

しかし、ちょっと待て。

入札制度って、ある一つの案件に複数の実施希望者が居て、それを1社に絞り込むのが目的のはず。

これでは、発電事業者をすべて受け入れるのではなく、絞り込もうということ。

 

原子力発電所のほとんどが停まっている現在、再生可能エネルギーを大急ぎで拡充しなくてはならないのに、絞り込む?

 

「買取価格を下げる」 という目的は理解しますが、それで良いのか。

 

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