VW(フォルクスワーゲン)がディーゼルエンジンの排ガス規制で不正を行っていたようです。不正なプログラムによって米国の排出規制をパスしたらしい。
ちょっと疑問が湧きました。
どんな不正だったのか。なぜエンジン制御プログラムによって排ガスがきれいになったり汚くなったりするのだろう?
調べてみました。
米国政府が定めた一定の走行パターン(FTP-75)での排ガスが基準値を満たすように作られたプログラムです。ところがその走行パターンを外れると途端に排ガスが汚くなるらしい。
「けしからん」 けど、そういうプログラムを作ることが出来るVWの技術力はすごい。改めて感心しました。
これによるVWの損失は米国政府による制裁金2兆円、対策費用8700億円とのこと。そのほかに訴訟大好きな米国のこと、損害賠償訴訟が起こる可能性が高いでしょう。社長は責任を取って辞任するらしい。
VWは世界一の自動車メーカー。問題のエンジンは他社へも供給されています。世界の自動車市場に与える影響は甚大です。
最新情報によるとVWは欧州でも不正をしていたと告白しました。
スズキはこの問題が露見する直前にVWグループからの離脱を決断しました。しかし、まだVW株を売っていないらしい。株値下がりの影響を受けそうです。とばっちり。
・