先日、ある中東問題の専門家のお話を聞く機会がありました。
なかなか興味深かったのでご紹介します。
(IS に日本人人質が殺された事件)
その事件の前、安倍首相が中東歴訪し2億ドルの人道支援を約束してきました。日本国内ではあれが原因だ、という論調があります。
IS が活動を始めて周辺国に難民が押し寄せました。その難民に対して緊急に必要なのは水と食料、そして住むところ。安倍さんは人道支援として周辺国に援助を申し出たのです。
IS にとっては面白くないのでしょうが、日本国内から批判が出るのは理解できません。
(中東問題の落としどころ)
中東には大きく分けて3つの宗派が存在します。シーア派とスンニ派とクルド人。
西欧が勝手に線引きした今の国境に、クルド人の国がありません。IS は膨大な領土を夢見ています。それは無理ですが、宗派の棲み分けは必要かもしれません。
(日本は中東諸国からどう思われているのか)
米国は中東の人々に嫌われています。態度はデカいし、イスラエルの味方だし、キリスト教徒だし。その米国と戦った日本は好感を持たれています。ロシアとも戦ったし、戦後の奇跡的復興も中東の人々は知っています。
反日的マスコミや評論家は散々日本の悪口を言いますが、中東の人たちは日本人を尊敬しています。
日本は粛々と人道支援を続けるべきです。
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