最近、年とともに漢字が書けなくなりました。同時に読むほうも読めない漢字が時々出てきます。小説を読んでいるときは、読めない漢字も字感と前後のストーリーから意味が取れて、そのまま読み進めています。
ところが、最近読んだ本 「亜玖夢博士の経済入門」 橘玲著
で困った漢字が出てきました。。
「臙脂色」
本の中で、「博士の研究室に臙脂色のソファが有る。」 と書いてあります。
ん? 臙脂色ってどう読むの? どんな色?
こういう時パソコンは役に立たないですね。振り仮名を振ってくれると検索できるのですが。久しぶりに漢和辞典のお世話になりました。
「えんじいろ」 と読みます。濃い紅色のことです。
ついでに知識も増えました。臙脂というのは古くからある中国発祥の染料です。カイガラムシの体内色素。ツバメもアブラも関係ないようです。
この本、面白かった。5種の難解な経済用語を短編小説にして解説しています。
著者は経済学の知識と小説を書く能力、両方をを兼ね備えた人でしょう。
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