私は以前
「再生可能エネルギーによる発電など、出力が小さく焼け石に水だ」
と書きましたが、 ↓
ところが 「チリも積もれば山となる」 のたとえ通り、たくさんの
計画が進んでいます。民間事業者のご努力には敬意を表するしか
ありません。
しかし、問題があります。
私たち需要家が払う電気料金はおよそ 20円/kwh。
それに対して太陽光発電の電力買取価格が 41~36円/kwh。
完全な逆ザヤです。
各電力会社は、民間事業者の再生エネルギー発電の接続請求
にたいしてどうするか、お困りのようです。
一部電力会社は 「接続請求にたいする回答を留保する」 と表明
しました。
そのうちの1社・九州電力が声明を公表していますので読みました。
それによると、
「太陽光発電と風力発電の接続申し込みが7月までで1260万kw。
春秋の昼間の需要を超えている。」
ということです。
政府の FIT(再生可能エネルギー固定価格買い取り制度)が
間違っていた、とは言いませんが、見通が甘かったということ
でしょう。
このまま進めば電力会社の経営が成り立たなくなります。