EM菌について思い出すこと

 

なんだか最近「EM菌」の話題がニュースに挙がってきています。

 

私が昔担当していた仕事のかかわりで、EM菌については

開発当時から知っています。

 

比嘉琉球大学教授(当時)が開発(菌のことですから発見・同定

というべきでしょうか)されたもので、「嫌気性有用微生物群

と呼ばれていました。

 

つまり、微生物なのです。

生ごみにEM菌を混ぜておくと、かきまぜなくてもうまく

発酵・減量する。同じ理屈で家畜の糞尿堆肥も悪臭が出ずに

発酵させられる。ということでした。

 

「すばらしい。大発見だ」 と思っていました。

 

ところが比嘉教授の後援者に良く知らない団体が加わった頃

から、宣伝文句がだんだん怪しくなってきました。

 

いわく

「臭わない」の発想からでしょう。人がEM菌を飲むと

大便や おなら が臭くない、とか。

水質浄化に効果がある、とか。

 

科学的におかしいでしょう。

人が微生物を食べるのはあまり勧められません。

(ビヒズス菌は良いのか? てか?)

 

川や池に微生物と有機物を混ぜたものを入れると水質が良く

なる? そんなわけないよね。

 

これ以上は書きませんが・・・

 

 

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