ネット情報を見ていると 「電気自動車は冬場は危険」 という声が出ています。その理由は
「大雪で長期渋滞が起こると電気自動車はバッテリー上がりで暖房が利かなくなり危険。そして渋滞が解消しても充電しなければ動けない。後ろの車に迷惑がかかる。」
一見納得しそうですが、ちょっと考えてみました。
一番売れている電気自動車、日産・リーフのカタログを見ると
バッテリー容量 40kwh
1充電走行距離 400km
つまり電力1kwhで10km、いろいろ割り引いて8km走れます。
渋滞で停車しているとき走行のための電力は使いません。使うのはエアコンだけ。そのエアコンの電力消費はどれくらいかカタログからでは判りませんが、家庭用エアコンでは 1.2kwくらいです。そこから推測すると、自動車内は狭いので 0.5kwくらいでしょう。消費電力は 0.5kwh くらいとします。
ある時、バッテリー量が半分(20kwh)の時に渋滞にはまって長時間停車してエアコン(0.5kwh)で寒さをしのぐ状態になったとき、40時間過ごせます。30時間で渋滞が解消したとしてバッテリー残量5kwhで40km走って現場離脱できます。
ネットで言われているように、バッテリー残量ゼロで動けなくなったら困ります。30分かけて充電しなければなりませんので。充電スタンドは無いし。
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そんなことより、世界が電力不足に直面している時に電気自動車を拡販することなど間違っている。トヨタ自動車社長の言うように電気、水素、ハイブリッドの3面作戦は正しいと思います。
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