韓国の裁判所は悩んだんだろうな

 

韓国・朴大統領の名誉を傷つけた、として起訴されていた産経新聞の加藤支局長。

 

昨日、韓国のソウル地裁は無罪の判決を出しました。

「記事は不適切な点はあるが、大統領を誹謗するのが目的とは認められない」

「私人としての朴大統領の社会的評価を阻害し、名誉を棄損した」

「政府と国家の監視、批判を担う言論・報道の自由は、十分に保障されなければならない」

 

良かった、良かった。ですがその判決の背景を考えると、裁判官に同情します。

 

地裁は判決言い渡しに先立ち

「韓国外務省が法務省に対し、『日韓国交正常化50年であることなどを考慮し善処を望む』 との日本側の要望を伝えていた」

と、明らかにしました。

 

海外からは韓国に対して、人権に対する姿勢や報道の自由への懸念が伝えられていました。 しかし、無罪判決を出せば韓国内で叩かれる。 

 

いわば、世界が注目する判決。裁判官が大いに悩んだことは上記判決文の中でも読み取れます。

 

裁判官がこの裁判の政治的背景を口にするのも異例のことでしょう。

結局、「報道の自由」 という旗を掲げました。

 

お疲れ様でした。

 

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