二酸化炭素を減らすには

 

大気中の二酸化炭素濃度が上昇しています。地球温暖化

引き起こす、という理論に異論は少ないようです。

 

原因は化石燃料を大量に燃やしているから。(このあたりから

異論を唱える人が出てきますが、まあ無視して)

 

 

(ここから へ理屈 をこねますので面倒な人は飛ばして

 ください。)

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環境問題を考えるとき理屈を簡単にするため、炭素(C) の

動きに注目する方法がよく採られます。

 

化石燃料である石油も石炭も、太古から地球がため込んだ植物の

遺体です。植物の約50%は炭素(C) で出来ています。

 

化石燃料を燃やす、ということは炭素(C) を大気中に放出

することです。だから二酸化炭素が増えるわけです。

 

その二酸化炭素を減らす方法は、木を育てて二酸化炭素を吸収

させることです。木は炭素(C) を自分の体に取り込んで成長

します。(*)

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結論 : 化石燃料を燃やしたらその分だけ木を育てれば良い。

つまり植林です。砂漠に木を植えましょう。大量に。

 

こんな簡単なことをどうして進めないのでしょうか?

それは、植林ではだれも儲からないからです。

 

だから砂漠の緑化を進めているのは民間のボランティアばかり。

悲しいことです。

 

 

 

 (*) 環境関係の資料を読んでいると、

「森林による二酸化炭素収支はプラスマイナスゼロ」 

と書いてあります。 なぜでしょう?

 

原生林では、若く、成長している木も有れば、寿命が来て枯死する

木もあります。若い木はさかんに二酸化炭素を吸収しますが、

枯死した木は腐り、大気中に二酸化炭素を放出します。だから

森林全体では、二酸化炭素の収支がプラスマイナスゼロになります。

 

しかし、人が植林して手入れをしている森では、大きくなった

木は枯れる前に伐り出して利用します。そういう森の木は

みんな若く、成長しています。

だから、人が手入れしている森は二酸化炭素の吸収源になります。

 

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