不安をあおる報道

 

今朝(9月13日)の中日新聞

「放射性物質 外洋への流出確実」

「福島第1 首相発言と矛盾」

とありました。

 

東京電力の発表を伝えたものですが、

「外洋に近い排水溝で高濃度のストロンチウムなどを検出した。

 濃度は1リットルあたり220ベクレル」 

ということです。

 

うわあ、大変だ! という前に冷静に考えてみました。

 

放射線濃度220ベクレル/リットル というのはどの程度

危険なのか。

 

政府の食品規制値は当初、暫定として500ベクレル/kg

としていたものを100ベクレル/kgに改定しました。

飲料水の規制値は10ベクレル/kg。

(飲料水というのはその水を全部飲むことを前提にした

 規制値です)

 

この規制の対象はセシウム137。半減期は30.7年

排水溝で見つかったのはストロンチウム90。半減期は28.9年

 

排水溝から外洋に大量流出している様子はありません。

 

結論:大したことはない。

 

なのに上記・中日新聞の記事、とくに見出しは不安をあおる

ことになってはいませんか?

 

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