名古屋モーターショーを見ながら EV について考えた

 

名古屋モーターショーを見てきました。

「これからは EV(電気自動車)の時代だ」 と言われていますが、メーカー各社の展示を見ると EV に対して腰が据わってないようにかんじました。

 

EV のコンセプトカーをま正面に展示していたのはホンダとテスラ。日産がリーフの現行車を片隅に出していました。それだけ。

 

他は SUV とか高性能のガソリンエンジン車ばかり。

 

・・・

 

EV の使い方を想定すると、

昼間、通勤または業務用で使い、夜は充電、それも10時間とかの長時間必要です。

カタログには 「航続距離400km」 とかありますが、エアコンやヘッドライトを使えば航続距離は減り、安心して走れるのは1日100km程度でしょう。

 

それでは遠出に使えない。

もっとバッテリーの進化が必要です。しかし、仮にバッテリーの性能が上がって、大電力が短時間で充電できるようになっても、大電流を流すには充電ケーブルが太くなって現実的じゃない。

 

大電流を流すためには 抵抗の少ない電線が必要 ⇒ 電線が太くなる、です。

今でも充電ケーブルはかなり太い。それが何倍も太くならざるを得ない。

 

考えてみると、従来、フル充電に10時間かかっていたものを5分で済ませるためにはどれほどの大電流を流さなければならないか。気が遠くなります。

 

EV の普及には壁が幾重にもありそう。自動車メーカーの悩みが見られたモーターショーでした。

 

 

* 安井至氏のサイト ↓ を参考にさせていただきました。

http://www.yasuienv.net/EVCharger.htm

 

対北朝鮮制裁 どこまでやるの

 

米国・トランプ大統領北朝鮮を 「テロ支援国家」 に指定しました。

最大級の制裁が発動されるそうです。

 

過去何度も 「最大級の制裁」 という言葉が使われています。ふと思います。どこまで行けば 「最大」 なの?

 

ニュースを見直してみますと、

9月11日、国連で9回目の制裁決議が採択されました。

それによると、石炭、鉛、海産物の輸出禁止、北朝鮮からの繊維製品の輸出禁止など。北朝鮮への石油の禁輸と金正恩氏の資産凍結は除外されました。

 

今度、テロ支援国家指定により 「最大級の制裁」 と言っていますが、課される制裁は何項目か箇条書きになっています。要するに

・軍事、民間用問わず技術、機械の輸出禁止

・借款供与禁止 

・関税優遇の廃止 など。

 

上記金正恩の資産凍結、石油輸出の禁止は含まれていません。

まだ次の段階が残してあるようです。 

 

しかし、あまりに追い詰めると暴発する恐れもあります。太平洋戦争前の日本のように。難しいさじ加減でしょう。

 

枝野さん がんばる

 

国会審議が始まりました。

 

立憲民主党・枝野代表は憲法改正について

「いまある憲法を守ってから言え。それがまっとうな順序だ」

と声を荒げました。かっこいい。

 

今までの民進党は党内に憲法改正容認派が居たため、はっきり物が言えなかった。小池さんのおかげで立憲民主党憲法改正反対の人ばかりになりました。だから吹っ切れたのでしょう。

 

・・・

 

しかし私は思います。

憲法改正の論点は9条でしょう。9条の趣旨は 「戦争放棄」 と 「軍備を持たない」 です。 

 

憲法を守ってから言え」 ということは 「安倍政権は守っていない」 ということ。今、日本は戦争をしていません。とすると枝野さんの言うのは 「自衛隊を無くしてから言え」 でしょう。

 

現実的じゃない。以前のどこかの政党のように 「自衛隊員は人間じゃない」 の論理を思い出します。

立憲民主党も・・・?

 

自転車シェアを考えた

 

カーシェアリングが始まっています。私はセキュリティーと車の保守、清掃について懐疑的でしたが、うまくいっているようです。

 

今度は自転車シェアです。

セブンイレブンジャパンは各店舗を拠点にして始めます。ソフトバンクの 「ハローサイクリング」 と連携します。料金は15分60円程度。

 

他社では中国の 「モバイク」 「オッフォ」 が日本でも始めています。

中国ではセキュリティー問題など、どうなんでしょう。

 

「レンタサイクル」 といえば観光地でよく展開されています。

それとの違いは別の場所へ返しても良いこと。レンタカーでいう 「乗り捨てOK」 です。

 

頑張ってください。

 

・・・

 

茶番じゃないの

 

加計学園獣医学部の設置が認可されました。愛媛県今治市へ。

誘致していた知事さん市長さん、良かったですね。

 

文部科学省のお役人としては、設置基準を満たしていれば認可するしかないわけです。

 

なんと、来春開学です。校舎もほとんど出来上がっています。

ということは、関係者は認可されることを前提で動いていたわけです。そんなこと、みんな知っていた?

 

今日から国会審議が始まっていますが、野党の質問も政府の答弁も茶番に見えてしまいます。まあ、世の中そんなもんだろうな。

 

「愛国心」ってならず者の言葉なの?

 

今朝の中日新聞・コラム 「中日春秋」 より

 

英国で英語辞典を編集したサミュエル・ジョンソン氏はこう言いました。

愛国心とは、ならずものの最後の拠り所(よりどころ)だ」

 

それにたいして米国で 「悪魔の辞典」 を書いたビアス氏は反論しました

愛国心とは、無頼漢の 『最後の』 ではなく 『最初の』 拠り所なのだ」

 

・・・

 

このお二人にとって 「愛国心」 とはならず者の言葉なのでしょう。

 

でも待てよ。英国・ウインストン・チャーチルは 「愛国心」 を抱いて第2次大戦を戦い抜いんじゃなかったのか。

 

日本では 「愛国心」 は右翼の使う言葉になってしまって、左翼から攻撃の対象になっています。欧米でもジャーナリストから見ると 「ならず者の言葉」 になっているのでしょうか。

 

読みやすい翻訳本

 

今、久しぶりに翻訳本を読んでいます。外国人が書いた本を日本語に訳して出版されたもの。」

 

「残酷すぎる成功体験」 エリックバーガー著

 

「久しぶり」 というのは、私は翻訳本は読まないことにしていたのです。なぜかというと、英語には独特の回りくどい表現があります。翻訳者はそれを直訳する傾向があり、日本語で読んでいても何を言っているのかよくわからないことが随所で出てきます。もちろん私は英語原文では読めないのでありがたいんですが。

 

ところが今読んでいる本は解りやすい。自然な日本語です。よく見ると、「訳者」 の他に 「監修者」 という人が載っており、両者の功績でしょう。

 

・・・

 

なぜ翻訳本を読む気になったのかというと、内容が面白そうだったから。

 

世に 「経営指南書」 なる分野の本があります。成功した経営者が書いた自慢話のようなもの。書いてあるのは

 

「成功する秘訣は、成功するまであきらめないこと」

 

それは著者は成功したから言えることです。世の中には必死で頑張ったけど会社を潰して表舞台から消えていった経営者はたくさん居ます。その人たちは努力や根性が足りなかったのでしょうか。

 

私は思います。成功した人々はもちろん努力したでしょう。それに加えて運も良かった。

 

そんな理不尽な経営指南を上記の本は打ち砕いてくれそうな・・・

まだ読み始めたところですけど。

 

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