二酸化炭素を減らすために

 

米国がパリ協定離脱を表明しました。

二酸化炭素排出量2位・米国の離脱は痛い。二酸化炭素排出削減運動が大きく後退することでしょう。

 

どうしたらいい?

解決策があります。木を植えることです。

 

木の成分は90%以上炭素(C)です。その炭素の由来は大気中の二酸化炭素(CO2)です。木は成長の過程で大気中の二酸化炭素を吸収するのです。光合成といいます。

大雑把には、木が1t成長するのに二酸化炭素0.7tを吸収します。

 

そんなことみんな知っているのにどうして実行しないのか?

木を植えても誰も儲からないからです。だから企業は手を出さない。悲しいことです。

 

「砂漠に緑を」 というボランティア団体はたくさんあります。ボランティアだけに、みんなお金の工面に苦労しながら活動しています。

 

米国はパリ協定離脱の対価として植林のために寄付をしましょう。少しで良いんですから。もちろん日本も。

 

 

 

オプジーボはなぜ高い

 

健康保険の収支を揺るがすような高い薬があります。ガンの特効薬 「オプジーボ」 です。

 

なぜ高い?

今朝の日本経済新聞に製薬業界代弁者へのインタビュー記事が出ていました。

大日本住友製薬社長・多田氏です。

 

「(オプジーボは)適用が広がったので社会問題化して大騒ぎになった」

「だが厚生労働省は適応の拡大は分かっていたはず。あらかじめ薬価で調整しなかったのが根本的な問題だ」

「薬価は診療報酬の一部。医療制度と連動して2年に1度変える制度設計だ」

 

へええー、そうなのか。

私は薬の値段が高いのは、開発・製造にコストが掛かっているから、と思い込んでいました。

 

ただし、多田氏はこうも言っています。

「付加価値を適正に評価しないとイノベーションは起きない。利益抜きで薬を作れというなら、それは資本主義ではない」

「世界的に見ると海外の製薬会社はさらに利益率が高い。投資家は一定の利益率を期待する」

 

なるほど。

 

 ・

5月末

 

5月末です。

北朝鮮がミサイルを打ちまくっています。「地政学的リスク」。日本人はあまり感じていないようです。

 

経済指標を書いておきます。

日経平均株価5月31日(水)終値

  19650.57円

 

 為替        
  1ドル = 110.99円          
  1ドル = 6.8214元      
  1ユーロ= 124.18円             
  1元  = 16.267円              
  1ウオン=0.099160円                
  1ルピー= 1.7190円  

 

米・トランプ大統領の 「ロシアゲート疑惑」 が表面化しました。

それを好感して(?)米国株は上がっています。日本株もつられて上がればいいんですけど、円高が重しになって横ばい。

 

上場企業の配当が前年比4%増、5年連続で過去最高になりました。

 

・   

個人情報保護が行き過ぎでは

 

日本新聞協会が声明を発表しました。

「改正個人情報保護法に関する日本新聞協会の声明」

 

この中で

「2005年4月に個人情報保護法が施行されて以降、社会全体に個人情報を流通させることへの萎縮が広がり、社会のあらゆる分野で匿名化が進んでいる」

「自治体が災害時に行方不明者等の氏名を公表しなかったり、警察当局が重大事件の被害者を匿名で発表したりすることが常態化しつつある」

「このままでは社会全体にさらなる萎縮効果を及ぼし、『匿名社会』 の深刻化につながるのは必至である」

 

この声明に賛成です。私も個人情報保護が行き過ぎている、と感じています。

 

しかしこの声明をよく読んでいると新聞社が 「もっと自由に報道させろ」 と言っているに過ぎない、とも受け取れます。

そうでなく、社会全体を良い方向へ持っていくための声明であってほしいものです。

 

 

株の高速取引規制

 

改正金融商品取引法が成立しました。

高性能コンピューターを使って1秒間に何千回もの取引をする 「高速取引」 を規制する法律です。

投資家が思うような価格で取引できない、値動きが大きくなる、という弊害が出ているそうです。

 

この法律では

・高速取引をする投資家の登録制、投資戦略について申告させる

・高速取引の記録の作成と保存を義務つける

・取引所は無登録投資家からの高速取引注文を禁止

となっています。

 

私の疑問は、私のような零細投資家でも思うような価格で取引できなかったことは無い、ということ。もちろん市場価格より上で売ることはできないし、安く買うこともできません。しかし 「指値」 で注文した取引ができなかったことはありません。

 

どんな弊害でしょう。そして何を規制したいのでしょう。

法でも、登録制、とか記録の作成、とか言っていますが、禁止はできませんでした。

 

よくわからん。

 

特区ってなんだ

 

安倍首相が関わっていると疑われている加計学園問題。「特区」 という制度を利用して本来設立できない学校が認可されるらしい。

 

特区ってなんだ?(Wikipedia を参考にさせていただきました)

構造改革特別区域、略称・構造改革特区とは、構造改革特別区域法・第二条に規定される、従来法規制等の関係で事業化が不可能な事業を、特別に行うことが可能になる地域をいう。

 

特別な地域に限り規制が緩和される、ってどういうこと?

緩和できる規制なら全国一律に緩和したら良いのに。何かの事情が有っての規制なら続けるべきだし。

 

例えば農業関連では 

「後継者の居ない農地や休耕田を有効活用し、農業経営企業の設立や運営面の保障等で便宜を図って、農業を活性化させ、農業人口拡大を図る。」

 

大変良い趣旨です。地域を限定する理由がわかりません。

緩和しても問題ない規制なら全国的に撤廃すれば?

 

スマートキーって便利かな

 

最近の車は 「スマートキー」 仕様になっています。ドアの施錠、解錠はドアノブに触れるだけ。エンジンをかけるのもキーをひねるのではなくプッシュボタンを押すだけ。

 

その原理は

キーから常時微弱な電波が出ていて、キーを持って自分の車に近づくと 「持ち主が来た」 と車が認識し、ドアが開くしエンジンも始動できるわけです。

 

私はいつも思っています。これって便利かな?

従来のキーをひねる方式ならエンジン始動は3段階になっています。

  アクセサリーオン → エンジンオン → スターターオン

それがスマートキー方式では

  1回ボタンを押すだけ 

それはいいんですが アクセサリーオン つまりエンジンを切ってラジオだけ聞いていたいときどうするか? ややこしい。

 

それにこんな時どうするか

・エンジンの調子が悪く、始動に失敗したときどうなるか

・キーの電池が切れたときどうするか

 

こう考えるとスマートキーって本当に便利かな。疑問に思っています。

 

・・・

 

そんなことを考えていたら、スマートキーの特性を悪用した自動車泥棒が現れたそうです。

「リレーアタック」 という装置を使います。

スマートキーから常時出ている微弱な電波を、持ち主とすれ違う一瞬でコピー、盗用する装置です。

 

対策が難しい。自動車メーカーも困っているそうです。

でも対策は簡単です。以前の 「ひねるキー」 に戻すだけ。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加