私は時々経済指標について書いていますが、最近気づいたこと。
原油価格が下がっています。日本が買っている原油の指標になっているドバイ原油価格が、
2018年秋頃80ドル/バーレルだったものが
今年の初め60ドル
今日は53ドル台です。
WTIも同様の値動きです。
原因は中国の景気減速、特ににこのところの肺炎騒ぎで中国の原油消費が落ち込んでいるからです。
日本にとってはありがたい傾向ですが、おもしろくない人たちも居ます。国際的石油取り扱い企業や米国のシェールオイル産業の人たちです。
いつものパターンですが、原油価格が下がってくると中東でもめ事が起こる。というか誰かが起こす。そして 「中東情勢が不安定だ」 として原油価格が上がる、という目論見。先日の米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害もそのパターンでしたが、それでも原油価格は上がらなかった。「もっとやれ」 と上記の人たちは思っていることでしょう。
私の予想では、また中東で新たなもめ事が起こりそう。悲しい現実です。
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