麻生副総理の発言が叩かれています。
「日本は2000年にわたって同じ民族、一つの王朝が続いている」
それに対して
「アイヌ民族の存在を無視している」 と批判されています。
果たして日本は2000年にわたって同じ民族だったか。これを機会に歴史を振り返ってみました。
(これから書くのは私の見方で、検証されたものではありません。しかし当たらずと言えども遠からず)
縄文時代、日本列島は縄文人が住んでいました。そこへ弥生人が侵入してきて、縄文人は片隅へ追いやられ、または混血しました。そして南太平洋から海を渡ってきた人々とも混血して現在の日本民族になったと考えられます。
その後 「渡来人」 と呼ばれる中国や朝鮮から進んだ技術を携えて渡ってきた人たちが居ます。その人達も日本人と混血しました。
アイヌ人はその風俗や顔つきからみて縄文人だろう、そして海を隔てた北海道に居たため純血が守られて残っていたもの、と私は考えます。そして本州に居た人たちとの混血が始まっています。
(蛇足ながら沖縄の、あの濃い顔の人たちも縄文人の末裔じゃないでしょうか。)
そういうわけで、麻生さんの 「同じ民族」 というのは間違っていると私は思います。しかし時間をかけて同じ民族に同化していくことを期待しての発言と考えると納得できます。
こういう歴史を考えると、アイヌ人だけを異民族として特別視する必要は無いんじゃないでしょうか。
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