バイオマス発電への疑問

 

以前に発効したパリ協定では二酸化炭素(CO2)に発生を大幅に減らさなくてはなりません。つまり化石燃料を使うな! です。

 

替わりに自然エネルギーを増やしましょう。

その中で一番の代表格がバイオマス発電です。国は定額買取制度(FIT)を作り、バイオマス発電に有利な電力買取価格を設定しました。

 それを受けて民間企業の多くが参入しつつあります。国の思惑通りです。

 

しかしここで、疑問を呈する意見が出てきました。

FITの買取価格が有利に設定されているのは20年間。その期間で民間バイオマス発電所は償却を終える計算ですが、20年後にどうなるのか。

 

償却を終えてもそのまま発電を続ければ良いのですが、焼却炉は傷みが早いです。20年後に改修せず運転を続けられるか疑問です。

 

20年後、大規模改修が必要なのに FIT優遇は終わっている。「もう元はとった」 「廃止」 という判断をするバイオマス発電所が多数出てきたら?

 

パリ協定は永遠に続く、というかますます厳しくなるでしょう。

そうなっているであろう20年後が怖い。

 

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