プライバシー保護が行き過ぎてない?

 

「令状なしGPS捜査は違法」 という判決が最高裁から出ました。

犯罪者と疑われている人の車にGPS発信機を本人に無断で取り付ける捜査方法が使われていました。

最高裁に訴えていたのは連続窃盗で起訴された男。窃盗罪は有罪になりました。ところがGPS捜査は違法と判断されました。

「プライバシーを侵害する」

「新たな法整備が必要」 として。

 

原告の主張は

「位置情報で人間関係や思想がわかり、プライバシーを大きく侵害する」

 私は疑問に思いました。どこに行っているか、まで保護されるべきプライバシーになるのか。

 

考えてみました。犯罪者は別にして、一般人が行先を知られたくない訳は

勤め先に内緒で副業をしているとか、浮気をしているとか、何か後ろ暗いことを抱えているんじゃないか。

 

ある有名人が言っていました。

「オレには知られて困るようなプライバシーは無い」

私も同じ意見です。

 

過剰なプライバシー保護といえば、こんなことも起こっています。

・卒業アルバムが作れない

・会社に社員の住所、電話番号を問い合わせても教えてもらえない

・小学校入学時の持ち物に名前を書かない

個人情報を悪用する犯罪者が悪い。それはわかりますが、イヤな世の中になったものです。

 

  

(*)プライバシーとは(Wikipedia より)

私生活上の事柄をみだりに公開されない法的な保障と権利

 

 

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