基礎研究の大切さ

 

英の教育専門誌・タイムズ ハイヤー エデュケイション( THE )が世界の大学ランキングを発表しました。

 

それによるとベスト100に入ったのは、日本では東大39位、京大91位のみでした。THE は言っています 「日本は遅れをとらないようにしなければならない」

 

ランキングの指標は、論文の引用頻度や、教員一人当たりの学生数など、だそうです。

 

研究開発には2つの段階があると思います。基礎研究と応用研究。

応用研究は企業が必死になって進めています。しかし 「何の役に立つかわからない」基礎研究は大学の役目です。その基礎研究から大発見ができるものです。

 

それを担うべき大学、とくに国立大学の予算が年々削減され、教員の数が減り、基礎研究が疎か(おろそか)になりつつある。そういう状況がランキング低迷に表れているのでしょう。

 そして THE に指摘された。

 

時あたかも、イグ・ノーベル賞受賞者が発表され、日本人が受賞しました。

「何の役に立つかわからない研究」 それを許す風潮があるべきです。

 

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