年間1ミリシーベルトの科学的根拠

 

丸川環境大臣の発言に注目しました。

 

国が除染の長期目標として掲げている年間1ミリシーベルトについて、こんな発言が伝えられています。

「『反放射能派』というと変だが、どれだけ下げても心配という人はいる。そういう人が騒いだ中で、何の科学的根拠もなく時の環境相が決めた」

 

当時は民主党政権民主党がご立腹です。

後日、丸川大臣は発言を撤回し陳謝しました。

 

まあ、政治の世界では一件落着でしょうが、ちょっと考えさせられる出来事でした。

 

というのは、私はこのブログで 「国の安全基準は年間1ミリシーベルト」 と書いています。この科学的根拠は? 改めて調べてみました。

 (安井至氏のサイトを参考にさせていただきました)

 

・・・

 

ICRP(国際放射線防護委員会)によれば、

 放射線被曝がどこまで許されるかを決めるのは非常に難しい。一つの方法として、自然放射線被曝を限度にするという方法が考えられる。世界的には年間1ミリシーベルト前後という所が多い。

 

ただし地域によって年間3ミリシーベルトを超える所もある。標高の高い所、花崗岩地質の所、(温泉で知られている)ラドンの近くは高くなる。

 

放射線を扱う職業の人で年間50ミリシーベルトという基準もある。

 

・・・

 

ということで、「年間1ミリシーベルト」 についての科学的根拠は・・・

有るような、無いような。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加