マリキ政権の政府軍も防戦に出ていますが、なにしろ相手は
命を惜しまない兵ですから手ごわい。
というのは欧米人には理解できない。私たち日本人にも共感
出来ません。日本では昔そんなこともありましたが。
周辺国も頭を痛めているようで、シリア・アサド政府もISIS
圧力を強めています。
米国はイラクへの出兵はしなかったものの軍事顧問団を
派遣しました。
三つ巴で国境を越えての混乱が起こっています。
です。一方でクルド人は独自の国を樹立する隙をうかがって
います。
国際社会ではマリキ政権に対して、
「来月1日に議会が招集されるまでに、あらゆる政治勢力が協力し、
新しい首相と大統領、それに議会の議長を選出すべきだ」
として挙国一致の政治体制を取り戻すよう呼びかけています。
私はイラクの情勢を見ていて思います。
・フセイン時代は彼の威力によって3派とも抑えられていた。
・フセイン政権崩壊後は米国が駐留して、抑え込んでいた
・米国が撤退した後、今のような混乱が起こり始めた
ああいう難しい地域を統治するには、
・カリスマ的独裁者 か、
・軍事力 か、
・人徳のある統治者が3派を融和させる か、
でしょう。
国際社会は3番目を期待しています。
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