1.5秒の法則

 

このブログでは最近、政治や経済のことばかり書いていますが、実は私は車マニアです。そんな私が持っている疑問 「アイドリングストップ車は本当にガソリン節約になるのか?」 を書いてみます。

 

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「1.5秒の法則」 をご存知でしょうか。ご存知ない?。そうでしょう。私が勝手に唱えている理論ですから。

 

1.5秒の法則

車が信号待ちで止まっています。青になったら先頭の車はすぐ発進します。2台目に停まっていた車は先頭の車が発進したのを確認してから発進します。それは平均すると1.5秒後になります。3台目に停まっていた車は2台目が発進したのを確認してから1.5秒後に発進します。こうして11台目が発進するのは信号が青になってから15秒後です。

 

ところがアイドリングストップ車は発進するとき

 ブレーキペダルを離す → エンジンがブルルとかかる → 発進する 

となっていますから、私の観察によると0.3秒ほど発進が遅れます。すると信号待ちの車が全部アイドリングストップ車だったら信号が青になってから11台目が発進するのは18秒後になります。(*)

 

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普通の信号は青になっている時間が30秒です。ですから、1.5秒の法則により、信号が青の間に発信できるのは20台ですが、20台目が交差点まで来たときには既に信号が赤になっており、通過できません。

 

同様にアイドリングストップ車ばかり信号待ちで停まっていたら16台しか動きだせません。

 

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これは信号待ち渋滞を酷くさせる要因です。ガソリン節約になりません。

最近の車にはアイドリングストップ機構がついています。アイドリングストップをキャンセルするボタンがついていますので、スムーズな運転のためにはそのボタンを使うことをお勧めします。

 

 

(*)こういう意見もあるでしょう

「エンジン再始動の時間を見越して早めに発進操作をすればいいだろう」

しかし、前の車が動き出す前にブレーキペダルを離すのは危険ですからやらないほうが良いです。

 

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