山口県といえば思い出すこと

 

ロシア・プーチン大統領が来日し、山口県長門市で安倍首相と会談が行われました。

注目は北方4島の返還交渉。

 

山口県」 といえば旧長州藩。私が思い出すのは、福島県会津の人たちが言う

「この恨み、100年経っても忘れない」

です。

 

なにかというと、明治維新戊辰戦争でのこと。

薩摩、長州を中心にした新政府軍と旧幕府軍の戦い。新政府軍が徐々に旧幕府軍を追い詰めていくなか、会津藩は最後まで抵抗しました。白虎隊の全滅が有名ですが、新政府軍の攻撃は苛烈だったようです。そして会津藩はついに降伏しました。

戊辰戦争の一局面、「会津戦争」 です。

 

会津藩士からすれば、最後まで幕府に忠誠を立てたのに。降伏してからも新政府からの冷たい仕打ちがいろいろありました。

「この恨み、100年経っても忘れない」 です。

 

こんなエピソードがあります。

 

1986年、当時長州の首府だった萩市会津若松市に対して、「もう120年も経ったので」と、会津戦争の和解と友好都市締結を申し入れたが、会津若松市側は「まだ120年しか経っていない」と、これを拒絶しました。

 

こんなのもあります。

 

ある全国組織の人が会津若松市に所長として赴任しました。「地元の人がなんだかよそよそしい」 と感じていました。歓迎会での席上、「山口県出身じゃない」 と確認して初めて打ち解けてくれました。

 

会津っぽ」 といえば頑固者で有名。いいですね。こういう話。

山口県出身の安倍首相は知っているのかな。

 

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