先日、父親の法事をやりました。
退屈なお経を聞きながらこんなことを考えていました。
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法事の意味って何だろう。
死んだご先祖が地獄で苦しんでいる。坊さんにお経をあげてもらって、近所の貧しい人に施しをすると、ご先祖は閻魔様に地獄から引き上げてもらって天国へ行ける。そう言われています。
そういえばサイババもそんなようなことを言っていたな。
現代日本に置き換えれば、坊さんにお経をあげてももらって、親族を集めて食事を食べてもらう。
ん? ちょっと待てよ。うちの親父は無口で目立たない人だったけど、真面目に生きていました。地獄に落ちるような悪いことはやっていなかったよな。
なんで親父が地獄に居るのが前提なんだ?
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まあ、坊さんの金儲けと言えば聞こえは悪いけど、宗教って信者からの寄付で成り立っているのだから止むをえない。
そして久しぶりに親族が集まる社交の場。
昔は 「あそこの息子と、あちらの娘がお似合いだ」 なんて話題で盛り上げって、よく縁談がまとまったものです。
そんなことを考えながら、額に入った親父の写真を見ていました。オレもあの親父の年を越えてしまったなー。
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